宝塚歌劇団に所属していた25歳の劇団員が去年9月に死亡した問題で、歌劇団側はことし3月、長時間の活動で過重な負担を生じさせたことや、上級生などからのパワハラがあったことを認めて、遺族に謝罪し、稽古スケジュールの見直しなどを盛り込んだ再発防止策を公表しました。
この問題をめぐり、西宮労働基準監督署は、去年11月以降、宝塚歌劇団に立ち入り調査を行って劇団員の活動実態などについて調べていましたが、歌劇団を運営する阪急電鉄は6日、労働基準監督署から是正勧告を受けたことを明らかにしました。
勧告の具体的な内容については確認中で、後日公表したいとしています。
阪急電鉄は「是正勧告を重く受け止め、適切に対処をいたしますとともに、現在進めている宝塚歌劇団の改革に向けた取り組みを続けてまいります」とコメントしています。